マイナーダイアトニックとその代理コード
さて、これで基礎的な知識である 〜スケール編〜 〜コード編〜
は終了するわけですが、ここまでの講座をわかりやすくするために
キーはCメジャーでとりあつかってきました。
例えばドミナントモーションにしても G7→C
としてきましたし、知識を吸収するのに慣れるまではそれでいいでしょう。
しかしいざ曲をつくるとなると、キーがCだけではなくC〜Bまで
12個あるわけですから(マイナーをいれればその倍)
それに対応させて考えなければいけません。
例えば前回のトゥーファイブ。
これ、キーがEメジャーでやるとどうなるか考えてみてください。
※KEY.C の場合
Dm7→G7→C
でしたよね。キーがCからEと長3度あがっているわけですから、
他のコードも長3度あげてやればいいのです。
Dm7はF#m7
G7はB7
CはE
となり
F#m7→B7→Eとなるわけです。
これは慣れるまでゆっくり計算して考えましょう。
慣れてきたら頭の中でサッとでてくるので焦らずに習得しましょうね!
次にキーがCメジャーにしてきたために扱ってこなかったのがキーがマイナーの場合です。
機能性などの知識はメジャーと同じように解釈してもらって構いませんが用いるスケールが違うため
もちろんダイアトニックコードも違えば代理コードもかわってくるでしょう。
★マイナー・ダイアトニックコードと機能性★
まずマイナースケールには3つの基本的なスケールがありましたよね。
○ナチュラル・マイナースケール
○ハーモニック・マイナースケール
○メロディック・マイナースケール
当然それぞれ使う音が違うわけですからダイアトニックコードもそれぞれ違います。
これを実用的なものにまとめると、
Am(Tm)・・・・トニック
Bm-5(Um7-5)・・・サブドミナント
C
(V♭)・・・・・トニック
Dm(Wm)・・・・・サブドミナント
E7 (V7)・・・・・ドミナント
F(Y♭)
・・・・サブドミナント
[F#m-5(Ym-5)・・トニック]
G(Z♭)
・・・・サブドミナント
[G#m-5(Zm-5)・・ドミナント]
となります。[ ]内のコードはスケールによって使いわけてください。
もちろん機能性が一緒のものは代理コードとして使えます。
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