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 ドミナントモーション


 ドミナントモーションとはドミナントがトニックへと落ち着く動作のことを言う、これを「解決」したとも言う。。

 しかしこの講義では「何故、ドミナントがトニックにいきたがるか!?」について考えていこうと思う。

 


@トライトーン

 まずはじめにわかりやすいキー、Cで考えてみよう!
 この場合の主要3和音のドミナントは

 「G7」だったね。
 この「G7」の構成音は ソ+シ+レ+ファ

 この中の"シ"と"ファ"に注目したい。
 このシ→ファは増4度の関係にあたる。 ※増4度がわからなければコード編の 音程(インターバル)へ※

 増4度はとても不安定な響きであり、これを「トライトーン」と呼びます!

 この「シ」が半音あがって「ド」、「ファ」が半音下がって「ミ」
 にすることによってトライトーンの不安定感が解決して
 聞き手に「あ、終わったなんだな」という印象を強く与えます。
  
 これは紛れもなく  G7→C の進行なのです



 ソ+"シ"+レ+"ファ" → "ド"+"ミ"+ソ

 作曲講座画像

 つまり前回のBm-5(Z-5)の構成音も シ+レ+ファ
 と、トライトーンが入っているためにドミナントの代理コードななったわけです。


A強進行

 根音が完全4度上行(もしくは完全5度下行)すること強進行といい、
 とても力強くそして自然な進行となります。

 作曲講座画像

これがドミナントモーションに強い解決感を与えてくれる第2の理由といえるでしょう。


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