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 終止系

 コードの機能性でそのキーの主体となるのがトニック。
 つまり最終的にはほとんどのコード進行はトニックに終結するわけである。

 そのトニックへの進み方を終止系といい、ここではその種類を紹介したいと思う。


♪ドミナント終止 (正格終止)♪

 これは前述のドミナントモーションのことであり、もっとも解決感の強い終止系である

   G7→C

♪サブドミナント終止(変格終止)♪

 サブドミナント終止は読んで字のごとくサブドミナント→トニックでおわる終止系である
 ドミナント終止と比べ強い解決感はないものの、進行に自然な流れを与え、
 これも多くの曲で使われている終止系でしょう。
 これは代理コードとの併用も可能である

   F→C  Dm7→C   Dm7→Em7 or Am7


♪偽終止♪

 偽終止はドミナント(X7)→トニックという進行の応用なのだが
 ドミナントからトニックの主音へは行かず、トニックの代理コードへと進む。

   G7→Am7 G7→Em7

 ドミンナント(X7)の次にはトニックの主音(T)が来るだろうと予測させる働きがあるので
 それを良い意味で裏切り「あ・・まだ続くのかな」という印象をもたせることができる。



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