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  分数コード


 

 よくコード表や曲のコード進行などをみてると

  C/E や ConE

 という表記をみかけないかな??
 あれがいわゆる「分数コード」なんだ。

 普通の CやCm の場合は根音、つまりコードの最低音はC(ド)だよね?
 だけどC/EやConEが出てきた場合は
 最低音がE(ミ)でその上にCコードがのっかているという事です


 このような分数コードの機能性は基本、分母にくる(つまり最低音)となる音の機能性を重視します。


 例えばキーがCメジャーのときのC/Gというコードがあったとしましょう

 これは分子はドミナントですが、最低音のC(ド)にソ(5th)シ(7th)レ(9th)が乗っかっていると解釈し、
 トニックの代用として使います。

 

 しかし、最も多い分数コードの使われ方は「ベースの下降」パターンとして使われます


 この「ベースの下降」を黄金コードとも言われるパッヘルベルのカノンのコード進行を例にみてましょう!!
 (本来、カノンのキーはDですが、この場合わかりやすくキーをCとします。)

 カノン進行 C→G→Am→Em →F→C→F→G


 このカノン進行に少しをアレンジを加えてみましょう


 C→G/B→Am→Em/G→F→C/E→Dm7→G


 どうでしょう!?こうすることによってベースラインがゆっくりと1音ずつ、
 スケールに添って下降していくのがわかるはずです。

こうすることにより、ベースラインがなだらかなので自然と曲も穏やかな雰囲気にすることができるでしょう。


 


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